作曲の全手順を1から解説!アレンジ・編曲編

作曲手順・アレンジ編曲編

 

こんにちは、ナミヅクリです。

前回に引き続き、作曲の手順解説シリーズ、今回はアレンジ編です。
作曲したメロディーとコードを元に、実際に楽曲へ組み立てていく工程になります。

最初はつまづきやすいフェーズだとも思うのですが、
コツはそこまで多くないので、気張らずに行きましょう!

 

ナミヅクリ

覚えることは多いですが、
だんだんと曲になっていく感覚はワクワクするので是非!

 

作曲の全手順を1から解説!曲作り本番編

2018.09.04

作曲の全手順を1から解説!コンセプトメイキング編

2018.08.31

 

アレンジ・編曲とは?

ピアノ演奏

まずアレンジ・編曲がどのような作業なのか、大まかにお伝えしようと思います。

 

作曲はメロディーを作る作業だと、前回の記事ではお伝えしました。
一応仮のコードも当てられていますが、普段耳にする楽曲とは程遠い状態ですよね。

 

アレンジはそれを元に、
その他すべての音を紡ぎ、楽曲として完成させる作業になります。

要するに肉付け作業です。

 

バンドものであれば、ギターやベース、ドラムを入れる作業、
EDMなどのダンスものであれば、キックの音作りからシンセのフレーズ作りなど、

 

ジャンルの決定から音作りまで、
かなり幅広い知識と技術が必要となる分野です。

 

ナミヅクリ

アレンジャーという職業があるくらい、奥が深い部分なんですよね。

 

また、
メロディーに当てられた仮コードを別のコードに差し替える、

リハーモナイズをするのもこの工程です。

 

ジャンル感を演出するのに、
コードが重要なのは言うまでもありません。

そうなると、
コード進行を変更する必要が出てくる局面も当然あるわけです。

つまり、アレンジャーにはコードの知識も必要なわけですね。

 

今回は一人で最後までこなす前提ですが、
求められるものに違いはありませんので、将来的にアレンジャーになりたい方も必見です。

 

ここまでのまとめ
  • アレンジは楽曲の肉付け作業
  • 音作りからコードまで、幅広い知識が必要

 

アレンジの流れ

バイオリン

アレンジが何なのか、わかったところで、実際の大まかな流れを見て行きましょう。

あくまで参考ですので、
作曲の時と同様、流れは前後して問題ありません。

ここではその順番である理由も合わせてお伝えしますので、
ぜひ参考になさってくださいね。

 

編成の決定

これはコンセプトメイキング編をご参照ください。

そこで決めた方向性の編成に従い、
基本的に必要なものはここでトラックを立ち上げてしまいます。

作曲の全手順を1から解説!コンセプトメイキング編

2018.08.31

テンプレートなどを準備しているとこの手間が省けて、
集中力が削がれないのでオススメです。

 

最初は4リズムから

 

作りたい音楽によるとは思いますが、
最初であれば強く、バンド編成をオススメします。

 

というのも、
このバンドもの、通称4リズムは、非常に整合性の取れた編成なんです。

 

補足

【4リズム】

ドラム、ベース、ギター、ピアノ(キーボード)からなる基本セクションのこと

 

楽曲における楽器ごとの役割がハッキリしていて、最小単位とも言える編成になります。

これができれば、後は要素の置き換えだけなので、
他のどのジャンルであろうと容易に対応できるようになります。

 

またの機会にご紹介しますが、
ジャズであろうとロックであろうと、音楽の根幹は同じです。

その本質さえ捉えてしまえば、
あとはそれぞれのジャンルの特徴を掴み、置き換えていくだけになります。

 

裏を返せば、
この4リズムでアレンジの組めない状態では、
他のどのジャンルに手をつけてもまず上手くいきません。

 

それらの理由から、
ここでは仮に4リズム編成を例にとり、解説していきます。

リズムの制作

この状態ではまだ、
メロディーとコードだけが鳴っている状態です。

ここからいきなりギター!でももちろん構わないのですが、

 

汎用性の高い組み立て方、
という意味では、リズムを先に打ち込んでしまうのがオススメです。

4リズムでいうとドラムとベースになります。

 

ナミヅクリ

僕はほとんどの場合、リズムから組んでしまいます。

 

クリックを聴きながらでも構わないのですが、

クリックは基本的に頭拍で鳴り続けるので、
基本のビート感がそれに引っ張られたり、なんてこともあるんです。

 

単純に、
楽曲の根底にある土台はベースなので、

それと共にあるドラムとベースを先に組む、というだけの話でもあるんですけどね。

 

ここでは基本のビート、
グルーヴが分かる程度のドラムを打ち込んで行きます。

もちろんしっかりと打ち込んでも構いません。

 

他の楽器から入れるより、
比較的キメ等リズミカルな構築ができるのも、リズム制作の強みです。

ワンセクション程度でいいので、ガツガツ打ち込んでしまいましょう。

 

ベース制作

 

ドラムが終わったらベースラインを作っていきます。

ポップスやバンドでは、
リズム担当=ドラム、といった構図が根強く感じられるのですが、

本来一番のビート、グルーヴを担うのはベースです。

 

もちろん、
ドラムとベースのコンビネーションありきなのですが、

若干担っている役割は違うんだ、という認識はあっていいと思います。

 

実際ジャズなんかでは顕著にその違いを感じられますからね。

 

コード系トラックの制作

どうでしょうか、
リズムを入れただけで、最初よりはかなり曲らしくなったと思います。

この状態で鳴っているのは、メロ、仮コード、リズムですね。

 

ここから足していくのは、
基本的に厚みやコードを演出する、

ギターやピアノ(キーボード)といった、コード系楽器になります。

 

これに関しては案外出来ることが限られています。

とは言え、
多少楽器の特性も理解しないといけないので、奥が深い世界でもあります。

 

ひとまずリズムで制作したところまで、作り込んでしまいましょう。

そこまで完成したら、
仮のコードトラックはミュートにします。

 

消してしまう必要はありませんが、
音の隙間やぶつかり具合なんかが判断できなくなってしまいます。

コード系の制作まできたらミュートしてしまいましょう。

 

ここまでのまとめ
  • 4リズムは基本編成の最小単位
  • リズムは楽曲の土台
  • コード系楽器まで来たら仮コードはミュート

 

作り込みとリハーモナイズ

ここまでくると、
ようやく全体像が見えてきたかと思います。

もし思っているのと違っている場合、
その原因がコードの場合は、リハーモナイズに移ります。

 

このままで問題なさそうでしたら、
ワンセクションそのまま作り込んでしまいましょう。

 

一旦ワンコーラス、
または一曲をざっくりアレンジしてしまうと、

それを全てブラッシュアップするのに、結構気力が必要になるんです。

 

一旦作り込んだレールとなるセクションを作れば、
後はそれに沿って足したり引いたりと、場面展開に注力できます。

 

また何度も聞き返すうちに、
そのサウンド以外頭に浮かばなくなることもあるので、

最初のうちは、
まずワンセクション作り込む、終えたら次のセクションを作り込む。

この方がモチベーションを保ちやすいのかなぁと思います。

 

人って自分のした事を修正するのに、結構気力を削がれるんですよ。

最初のうちは、
ここまで作った!という鼓舞のためにも、作り込み形式をオススメします。

 

ボーカル制作

ボーカルトラックの制作です。
作詞はすでにできているものとします。

 

インストの場合は、
メロディー担当のトラック制作になりますね。

ここは比較的、作業という側面が強いかもしれません。

 

レコーディングにしろ、ボカロにしろ、
データを修正、耳障りな成分のカットなどが主な作業になります。

 

強いていうならば、
メロディーのフレージングだったり、歌い回し等の指示、エディットです。

コーラスを入れる場合も、ここで作ることになります。

 

SEを入れて完成

4リズム縛りとはいえ、
SE程度は入れてみても良いんじゃないでしょうか。

補足

【SE】

Sound Effectの略です。
効果音などがそれにあたります。

それらを選んで要所要所に挟み込めば、完成です。

 

今回は、4リズム縛りがあったので素早く終わりましたが、
実際はどんな音を入れるのか、削るのか、その連続になります。

そこに割く時間が一番多いかもしれません。

 

ここで曲らしく聞こえていない場合は、
アレンジが完成していない、と言うことになります。

 

リズムのアレンジまで戻って、
足りない、または詰め込みすぎなところはないか。

そもそもコードとメロで破綻していないか、見直してみるといいでしょう。

 

最後に

 

まとめ
  • アレンジは作曲以外の、肉付け全てを担当する
  • リハーモナイズも行なってOK
  • 肉付けしすぎない

 

いかかでしたでしょうか。
アレンジ編これにて終了になります。

思ったより作業ボリュームが多いんですよね、
読んだだけでも分かっていただけたかと思います。

 

とはいえ、
作曲がラフから線画完成までだとするなら、

アレンジは塗り、
どんな仕上がりに化けるのか楽しいフェーズでもあるんです。

 

悩むことも多いですが、
楽曲完成には欠かせない工程ですので、ぜひ頑張ってみてくださいね!

 

ナミヅクリ

アレンジの幅が広がると、作曲は俄然楽しくなりますよ!

 

次回は最後、ミックス・マスタリングについてお伝えします。

作曲の全手順を1から解説!ミックス・マスタリング編

2018.09.09

 

以上、ナミヅクリがお送りしました。
また次回の記事まで!

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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、ナミヅクリです。 曲、絵、ブログを書いているクリエイターです。 自然は好きだけど基本部屋にいるタイプ。 1人で悩むクリエイターへ向け、情報を発信中。